診療案内
MEDICAL
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管理型メンテナンス
予防歯科とは、むし歯になってから治療するのではなく「痛くなる前に予防する」という考え方です。そのためには、歯科医院でのプロフェッショナルケアと、自宅で行うセルフケアが大切です。
セルフケアだけでは、歯垢や歯石を完全に取り除くことができません。歯科医院で、定期的にPMTCや口腔内診査などの検診を受けていただき、むし歯や歯周病にならない健康な歯を維持していきましょう。
自宅でできるセルフケア
- フッ素配合歯磨き剤を使う
- すすぎ過ぎない
プロフェッショナルケア
- フッ素塗布…
高濃度のフッ素を塗布してむし歯を予防します。
自宅でできるセルフケア
- 歯ブラシで歯の一本一本を丁寧に磨く
- デンタルフロスを使って隙間の歯垢を取り除く
プロフェッショナルケア
- スケーリング…
スケーラーという器具で歯石を取り除きます。 - PMTC…
セルフケアでは落としきれていない歯垢を専用機器で落とします。 - 歯みがき指導…
歯みがきに自信がある人でも、意外に磨けていないことが多いです。ひとりひとりのお口に合った歯みがきの仕方をお教えします。
自宅でできるセルフケア
- デンタルリンスなどの殺菌剤で口内の隅々まで洗浄する
プロフェッショナルケア
- 口腔内診査…
歯や歯ぐきの状態をチェックします。口内細菌の数も調べます。 - シーラント…
歯垢が残りやすい歯の隙間などを、あらかじめ樹脂などでふさいでむし歯を予防します。
一般歯科
歯垢(プラーク)に含まれる細菌(ミュータンス菌)は糖分やタンパク質を分解します。これがむし歯の原因です。それによって排出される酸などが、歯のエナメル質やカルシウム、リンなどの成分を溶かしてむし歯を作ります。
歯みがきをしていなかったり、甘いものをたくさん食べているのにむし歯がない人は、もともと持っている細菌の量が少なかったり、溶け出したカルシウムやリンなどの成分を元に戻してくれる働きを持つ「だ液」の力が強い人です。
歯質は一人一人異なり、むし歯になりやすいかどうかを左右します。歯質を強化するためには、歯の再石灰化を促進するフッ化物を利用したり、だ液の分泌を促進するためによく噛んだりすることが効果的です。
キシリトールやフッ化物には、むし歯の原因となる細菌の活動を抑える働きがあります。これらを活用したり、歯科医院でのメンテナンスで歯垢(プラーク)を除去しましょう。
糖分の多い間食が増えると、口の中が酸性になり、むし歯になりやすい状態になります。間食を控えたり、糖分の少ないおやつを選んだり、バランスのとれた食生活を送ることを心がけましょう。
COとは「要観察歯」という意味です。虫歯の一歩手前で、表面が白く濁ったり、少し黒く変色したりしますが、穴は開いていない状態です。痛みもないので、見逃しやすいですが、放置すると虫歯になるので要注意です。
フッ素の塗布や毎日のブラッシングで進行を遅らせたり止めたり、あるいは改善させたりすることができる可能性があります。歯の欠損がないので、この時点での治療は行いません。
歯の表面のエナメル質に、小さな穴が開いている虫歯の初期状態です。まだ虫歯が神経にまで達していないので、痛みなどの自覚症状はありません。
虫歯に罹った部位を削り、コンポジットレジンというプラスチックで補填します。コンポジットレジンは歯の色に似た素材で、保険適用です。近年ではその品質も向上しています。
エナメル質の奥にある象牙質という部分まで虫歯が進行した状態です。象牙質の奥には、神経と血管が通る「歯髄」という部分があり、甘いものや冷たいもので痛んだりしみたりするようになります。
虫歯に罹った部位を削ります。比較的小さな場合はC1と同じくコンポジットレジンで治療します。広範囲に及ぶ場合には、メタルインレーを使用します。目立つのが嫌だという方には自費治療になりますが、白いインレーを入れることも可能です。
象牙質の奥にある歯髄にまで虫歯が進行した状態です。歯髄には神経と血管が通っているため、この状態になると、何もしなくても痛んだりしみたりします。
虫歯に罹った部位を削り、神経組織を取り除く根管治療を施します。その後、歯の根の支柱を立ててクラウン(人工歯)をかぶせて終了です。前から5番目までの歯は、保険でも白いクラウンが適用されます。
歯全体が虫歯に侵されてしまった状態です。歯の根の先に膿がたまっていることもあります。C3と同様に根管治療が行える場合もありますが、残念ながら抜歯になってしまうケースもあります。
抜歯になる場合は、ブリッジ、入れ歯、インプラントのいずれかで、失った歯を補います。ブリッジと入れ歯は、素材が限られてはしまいますが、保険適用が可能です。
小児歯科
乳歯だからといってむし歯になっても問題ないと考えることは、大変危険なことです。乳歯には丈夫な永久歯が生えるための準備するための役割があったり、永久歯を正しい位置に導くといった役割があります。その他にも、あごの骨の成長や知能の発達、正常な咬み合わせにも影響を及ぼしています。
さらに、むし歯は感染症であるため、むし歯がある状態で抵抗力の弱い新しい永久歯が生えてくると、永久歯がむし歯になるリスクは高まります。
生えたての永久歯は、乳歯と永久歯が混在することで歯並びがでこぼこしてしまう傾向にあり、表面が粗く汚れが付きやすかったり、抵抗力が低い状態です。つまり、むし歯になりやすいデリケートな時期ということです。
また、永久歯がなかなか生えてこなかったり、乳歯が抜けないなどこの時期のトラブルはつきものです。子どもの歯に異常を感じたら、お早めにご相談ください。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は無菌状態で、むし歯菌はいないと言われています。では、なぜむし歯になるのでしょうか?
むし歯は感染症です。つまり、お口のスキンシップなどを通して周囲の大人の方から子どものお口にむし歯菌がうつり、むし歯に感染してしまうのです。
むし歯菌に感染しやすい時期は、生後1歳7ヵ月~2歳7ヵ月の間です。
この生後1歳7ヵ月~2歳7ヵ月の間に、子どもと同じ箸やスプーンを共有しない、咬み与えをしない等、お口のスキンシップを控える事で、成長した時のむし歯の本数を少なくすることができます。
また、24才(またはその前後)を過ぎると、新しくできるむし歯の本数はとても少なくなります。子どもへのむし歯菌の感染に十分注意しながら、成人までむし歯のない健康な歯を維持することができた場合、一生、むし歯のない健康な歯でいられる可能性が高いということが言えます。
子どもが歯磨きを好きになるように丁寧に指導いたします。
歯磨き、ブラッシング指導では、むし歯を防ぐために効果的なブラッシング法を楽しみながら、歯科衛生士が丁寧に指導していきます。
子どもが歯磨きを好きになるように丁寧に指導いたします。
歯磨き、ブラッシング指導では、むし歯を防ぐために効果的なブラッシング法を楽しみながら、歯科衛生士が丁寧に指導していきます。
むし歯になりやすい奥歯の溝の部分にプラスチックを流し込み、むし歯の予防をする処置です。歯を削らずに行えるため、痛み無く治療できるのが特徴です。
歯周病治療
歯周病は、大切な歯を奪ってしまうだけでなく、全身疾患とも深い関わりがあることがわかってきました。
歯周病菌が肺や血液を通じて全身をめぐり、さまざまなトラブルを引き起こすことがあるのです。病気の原因を探していたら、なんとそれが歯周病だった……というケースも少なくありません。歯周病を甘く見ず、予防とともに早期治療に努めましょう。
- 朝起きた時に、口の中がネバネバする
- 歯を磨いた時に血が出る
- 口臭が気になる
- 歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい
- 硬いものを噛むと痛む
- 朝起きた時に、口の中がネバネバする
- 歯を磨いた時に血が出る
- 口臭が気になる
- 歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい
- 硬いものを噛むと痛む
症状にあてはまる方は、歯周病の可能性があります。お早めにご相談ください。
歯ぐきに炎症が起き、歯との間「歯周ポケット」が深くなります。痛みはまだありませんが、ブラッシング時に出血することがあります。
炎症が深まり、歯周病菌が顎の骨にまで達しています。歯周ポケットが深くなり、歯はグラグラしはじめます。
顎の骨が半分以上溶けています。
歯周ポケットがかなり深くなり、歯はグラグラに。歯ぐきからは膿が出て口臭も増します。ここまでくると、最終的に歯は抜け落ちてしまいます。
生えたての永久歯は、乳歯と永久歯が混在することで歯並びがでこぼこしてしまう傾向にあり、表面が粗く汚れが付きやすかったり、抵抗力が低い状態です。つまり、むし歯になりやすいデリケートな時期ということです。
また、永久歯がなかなか生えてこなかったり、乳歯が抜けないなどこの時期のトラブルはつきものです。子どもの歯に異常を感じたら、お早めにご相談ください。
現状のブラッシングでどこが磨けていないのかをよく理解した上で、正しいブラッシング方法を学んでいきます。
歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したものです。歯に付着しておりそれ自体の病原性はありませんが、表面がでこぼこしていて、歯垢が付きやすいため、一般的に超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除きます。
歯槽骨の破壊が大きく、歯周ポケットが深い場合には、ポケットの外から器具で歯垢や歯石を取り除くことは不可能です。このような場合には、歯肉を開いて歯根を露出させ歯垢や歯石を取り除きます。
治療が終わった後に継続して、良い状態を維持することをいいます。そのためには、歯科医師のチェックと歯科衛生士による専門的なお口の清掃(クリーニング)を定期的に行います。
最低でも半年に1回は定期的にチェックを受けましょう。進行した歯周病の治療が終わった方は、1~3ヵ月のサイクルで来院し安定した歯茎の状態を管理していくことが大切です。
口腔外科
口腔外科とは、一般歯科が対象とするむし歯や歯周病以外のお口の周囲の疾患を対象とした診療科です。
治療内容は以下内容を初めとして、多岐にわたります。ご不安な点がありましたらお気軽にご相談ください。
「口腔外科で親知らずを抜歯した人が周りにいる」という方も多いのではないでしょうか。ひと言で抜歯といっても、難抜歯、埋伏歯・親知らずの抜歯など、さまざまな症例があります。
口腔の炎症が歯を原因とする場合、歯肉などに炎症が生じたりします。歯根の先や歯の周囲から細菌が侵入して感染してしまうためです。
原因となる歯の治療は、再発を防いだり顎の炎症の重症化を防ぐ上でとても大切です。歯を原因としない場合、「口内炎」と呼ばれるものが一般的で、舌、頬、唇などの口の粘膜に炎症が生じます。
口の中には、内臓同様、様々な腫瘍が生じます。悪性腫瘍(口腔癌)の発生も多く認められ、舌、歯肉、頬粘膜、顎骨、唾液腺などに生じます。一般的には、しこりを伴うただれやこぶが見られます。
「顎顔面外傷」は、顔の皮膚・口の中の粘膜の損傷、顎顔面骨の骨折、歯の破折、歯の脱臼など顔面に負った外傷のことです。原因は、交通事故、作業中の事故、転倒、殴打など様々です。
負傷した部位にもよりますが、審美面での変化も問題となります。早期治療を行うことで機能・審美性の回復も可能ですので、お早めにご相談ください。
「口腔粘膜疾患」とは、歯肉、舌、頬など口の中の粘膜に発症する病気です。よく見られる症状として「口内炎」「前癌病変」「口腔癌」が挙げられます。
親知らずは、みがきにくい場所にあるため、みがき残しが原因でむし歯になりやすい歯です。
生まれながらに親知らずが生えない方もいますし、レントゲンを撮って初めて、歯ぐきの奥の方にある事がわかる方もいます。
生え方が悪いと、隣の歯に当たり痛みが発生することがあり、抜歯をした方が良い場合もあります。
顎関節は耳の前あたりにある関節です。噛み合わせなどが理由で関節円盤(軟骨)を支える筋肉に緊張が加わると、下顎頭の動きにあわせて関節円盤が動かなくなり、痛みや関節音、口が開きにくくなるという症状が現れます。他にも、生活習慣やストレス、姿勢の悪さなど原因は様々です。
- 口を開けるとき、耳の前あたりでカクッというような音がなる
- 口が開きにくくなった
- 口を開けたり閉じたりするときに顎が痛む
インプラント
インプラント治療とは、むし歯や歯周病の進行、打撲などの外傷のほか、先天的な原因などにより歯を失った場合に、歯が抜け落ちたところの歯槽骨にインプラントと呼ばれるチタン製の歯根に人工の歯を埋め込む治療法です。 一本~多数歯迄、応用できます。治療後は本来のご自身の歯と変わらない使用感が得られます。
インプラントに使われるチタンは、アレルギーも少なく、かみ合わせに耐えられる強度があります。チタンと骨が結合するのでしっかりと固定することができ、治療後は違和感がないため、天然の歯と変わらないかみ合わせを実現できます。
また、残っている他の歯を削ったり、装置をつけたりすることもありません。他の歯に負担をかけずに治療ができるのです。
歯が抜け落ちたところの歯槽骨にインプラントと呼ばれるチタン製の歯根に人工の歯を埋め込む治療法です。
- 周りの歯への負担が少ない
- 見た目は天然の歯と違和感がない
- 周りの歯への負担が少ない
- 見た目は天然の歯と違和感がない
ブリッジとは、なくなった歯の両隣の歯を削って橋げたとし、そこに橋を渡すように人口の歯をかぶせる治療法です。
- 保険適用で治療費を抑えられる
- 天然の歯に近い使用感で、違和感 が少ない
- 健康な歯を削る必要がある
- 削った歯がむし歯や歯周病になるリ スクが高まる
部分入れ歯とは、なくなった歯の隣の歯に金属などのばねをひっかけて固定する治療法です。
- 保険適用で治療費が抑えられる
- 条件が厳しくなく、多くの場合で治療が可能
- 固定のばねが目立ち、見た目が悪い
- 装着に違和感があることが多い
総入れ歯とは、歯が一本も残っていない場合の治療法です。プラスチックの土台に人工歯が固定されており、それを歯茎に装着します。
- 保険適用で治療費が抑えられる
- 歯茎が痩せるため、数年ごとの作り替えが必要
- 装着の違和感、話しにくさがあることが多い
義歯・入れ歯
入れ歯とは、様々な理由で歯がなくなってしまった場合の治療方法です。残っている歯があり、それを土台にする場合は部分入れ歯、すべての歯がない場合は総入れ歯による治療を適用します。
入れ歯は、種類によっては見た目が好みと合わない、装着すると違和感がある、話にくいなどの問題が起こることがあります。これらの問題が起きないよう、お口の中の状態を正確に診断し、医師と相談をしながら適切な入れ歯を選び、定期的なメンテナンスを受けることが大切です。
入れ歯の種類は豊富です。見た目の自然さや、保険適用の有無などで様々な種類を選ぶことができます。
保険診療の入れ歯は、費用を抑えられることが最大のメリットです。デメリットは、見た目が不自然であったり装着時に違和感がある場合があることです。
レジン床義歯
歯科用のプラスチックであるレジンで土台(床)を作ります。
保険診療のため治療費が安く、適用範囲は広くほとんどの症例に使用することが出来ます。デメリットは、入れ歯を支える金具が目立ってしまうこと、強度を確保するために土台の厚みを持たせることで使用時に違和感が出てしまうことです。
保険外診療の入れ歯は、費用は高額になりますが見た目が自然で装着時の違和感を少なくすることができます。
ゴールド床入れ歯
金で土台(床)を作ります。費用は比較的高額になりますが、金属アレルギーや体への影響は少なく、腐食や変色は起こりません。
チタン床義歯
チタンで土台(床)を作ります。チタンは体の中に埋め込むことが出来るほど安全性の高い金属で、安心して長く使用できます。
コバルトクロム床義歯
コバルトクロムで土台(床)を作ります。コバルトクロムは義歯素材として長い歴史のある安心できる素材です。耐久性と快適性に優れており、金属床の中では比較的安価で製作できます。
シリコンの入れ歯
土台(床)の一部をシリコンで作る入れ歯です。シリコンは柔らかいので、噛む時の痛みを軽減でき、食材をしっかりと噛めるようになります。
ノンクラスプデンチャー
樹脂で作られており、薄く軽く弾力感があるため装着時の違和感が少ないことが特徴です。金属を使わないので金属アレルギーの心配はありません。
マグネットデンチャー
磁石を入れ歯と残った歯の両方に取り付けて装着します。磁石がしっかりと吸着し合うため、安定感に優れています。見た目は自然で、残った歯の根元を利用できるので装着時の違和感が少ないです。
審美・ホワイトニング
審美歯科とは、歯の美しさに重点に置いた総合的な歯科治療のことです。単に歯をきれいにするだけでなく、長期に渡って機能させる事も目指して治療をおこないます。
美しい口元で、自然で明るい笑顔になれるような歯を目指して、患者さまとよく相談した上で治療を行います。
- 歯を白くしたい
- 詰め物やかぶせ物の変色
- 歯茎の黒ずみを解消したい
- 笑った時に歯茎が出るのが気になる
- 笑った時に銀歯が見えてしまう
- 歯の隙間や形状が気になる
オフィスホワイトニングとは、クリニックで行うホワイトニングです。短い時間で歯を白くできるので、即効性に優れています。
ホームホワイトニングとは、自宅で行うホワイトニングです。
歯科医院で「マウストレー」を作成し、ご自宅でそのマウストレーに薬剤を入れて行います。少しずつ白くなっていくので白さを実感するのに2週間ほどかかりますが、オフィスホワイトニングより持続時間を長く保つことができます。
デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する治療です。費用はかかりますが、はっきりとした白い歯にすることができ、歯の白さを長期間保つことができます。
クラウンとは、むし歯の治療などで歯を削った後に被せる人工の歯のことです。
クラウンには、様々な種類があり、保険診療では部位によって、作ることができる冠が決められています。
セラミック(陶器)でできたクラウンです。
- 天然歯のような透明感がある自然な白さ
- 変色しにくい
- 金属アレルギーが起こらない
- 割れやすく、値段が高い
- 天然歯より硬く、周りの歯を傷めることがある
中身を金属で作り、外側にセラミックを張り付けたクラウンです。
- 中身が金属で作られているため耐久性がある
- 透明感はオールセラミック程ではないが、自然な白さがある
- 裏から見ると金属が見える
- 天然歯より硬く、周りの歯を傷めることがある
- 金属アレルギーを起こすことがある
セラミックとレジンを混ぜた材料で作られたクラウンです。
- 程よい硬さのため、周囲の歯を傷つけにくい
- オールセラミック程ではないが、天然歯に近い透明感がある
- 長期間の使用で変色することがある
- かみ合わせによっては適用できない場合がある
歯を少しだけ削ってセラミックの薄い板を張り付けます。
- 天然歯のような透明感がある自然な白さ
- クラウンをかぶせるよりも削る部分が少なくて済む
- 治療期間が短い
- むし歯や歯ぎしり、かみしめが強い場合は適用できない
- 健康な歯を削る必要がある
金合金や白金加金などの貴金属で作られたクラウンです。
- 金属なので強度が充分あり、奥歯にも使える
- むし歯になりにくい
- 金属部分が目立つ
レジンという歯科用プラスチックで作られたクラウンです。
- セラミックのような天然歯に近い透明感は無いが、色が白い
- 保険適用で治療費が抑えられる
- 長期間の使用で変色することがある
- 割れやすく減りやすい
中身を金属で作り、見える部分にレジンを張り付けたクラウンです。
- セラミックのような天然歯に近い透明感は無いが、色が白い
- 中身が金属なので強度がある
- 前歯~犬歯であれば保険適用で治療費が抑えられる
- 裏から見ると金属が見える
- 長期間の使用で変色することがある
- 金属アレルギーを起こすことがある
いわゆる銀歯で、全体が金銀パラジウム合金でできたクラウンです。
- 金属なので強度があり、どの歯にも使える
- 保険適用で治療費を抑えられる
- 金属部分が目立つ
- 金属アレルギーを起こすことがある
矯正歯科
矯正歯科とは、一般的には悪い歯並びをきれいに治す治療のことをいいます。
歯並びの美容的な改善をするだけではなく、発音障害を改善すること、前歯で食べ物をしっかりとかみ切ることや奥歯で食べ物を噛み砕くこと、全身とかみ合わせのバランスを調整すること、歯のガタツキをなくすことにより歯の清掃性を良くして、歯の寿命を延ばすという予防的な効果も持ち合わせています。さらに、成長期のお子さまには、顎、顔の適切な成長発育を促す効果もあります。
- 歯並びを気にしている
- 出っ歯を何とかしたい
- 受け口が気になる
- 歯のすき間が大きい
- 噛み合わせが悪い
- しっかり噛みづらい
- 上下の前歯が噛み合っていない
子どもの矯正(小児矯正)は、あごの骨のバランスや大きさを整える「1期治療(骨格矯正)」と、永久歯が生えそろってから歯の位置を整える「2期治療(歯列矯正)」の2段階からなります。
第1期治療
乳歯と永久歯が混じった時期の治療で、主に成長を利用した治療を行ないます。(6~10歳)
第2期治療
歯の1本1本に装置をつけ、歯の根までコントロールして最終的な咬み合わせを作ります。
永久歯に生えそろった方を対象とするのが成人矯正で、「2期治療」ともいわれます。近年、治療技術の進歩により、矯正治療に年齢は関係なくなり、患者様のライフスタイルに合わせてさまざまな治療法が選択できるようになりました。
上の歯が前面に傾斜して生えている状態です。または下の歯全体が後ろに位置することでも出っ歯に見えます。この状態だと前歯でくちびるを切ってしまったり、顔を強打したときに歯が折れやすくなります。
出っ歯とは逆に、上の歯より下の歯が前面に出ている状態です。上の顎が小さい、もしくは下の顎が大きいことで起こります。うまく食べ物が噛めなかったり、滑舌が悪くなる歯並びです。
噛んでいても前歯がかみ合っていない状態のことです。発音が悪くなったり、前歯でものを噛み切ることが難しくなります。舌の癖や指をしゃぶる癖が原因で起こることがあります。
歯がでこぼこに並んでいる状態のことをいいます。この状態は歯磨きのときにブラシがしっかりと届きにくく歯垢が残りやすいため、むし歯や歯槽膿漏の原因になります。
上の歯が下の歯を覆ってしまうほど深く噛んでいる状態をいいます。下の歯が上の歯茎を刺激することで口内炎ができたり、前歯が乾くことでむし歯の原因にもなります。
上顎・下顎ともに前に突き出ていいる状態をいいます。
上下の噛み合わせが横にずれている状態をいいます。左右の顎に成長の差が出ることにより顔が歪んでしまう場合があります。
歯と歯の間に隙間ができている状態です。これは顎の骨の大きさに対して歯が小さく生えてしまうことが原因です。隙間があると食べ物が詰まりやすくなり、むし歯や歯周病の原因になります。また隙間から息漏れが生じるのでサ行・タ行・ラ行の発音が悪くなります。
矯正歯科治療に一番良く使用されているマルチブラケットといわれる装置です。
デーモンシステムは、今までとは違うタイプのブラケットを使用した矯正歯科治療です。
治療期間が短い、通院回数が少ない、痛みが少なく歯や体に優しい、矯正治療のための抜歯の可能性が少ないこと等が特徴です。
歯の裏側に装着するため、装置を表に見せずに治療が行える矯正装置です。目立ちにくいため、成人の矯正が増えるにつれて需要が高まっています。表に装着するブラケットよりも価格は比較的高く、装置の調整には時間がかかります。
床矯正とは、床(しょう)と呼ばれるプレート状の装置を使い、装置についたネジを段階的に絞めていくことで歯列の幅を広げていく方法です。歯列を広げて整えるので抜歯をする必要がなく、装置は取り外しが可能なので、食事や歯磨きがしやすいのが特徴です。特に顎が成長段階の子供の矯正に適しています。
透明なマウスピースタイプの矯正装置です。ブラケットやワイヤーを使用しないため、付けているのがほとんどわかりません。 マウスピースを2週間ごとに新しいものに付け替えていくことで歯並びを改善していきます。
歯ぎしり・食いしばり
スプリントとは
就寝時にプラスチック製のマウスピースを装着する治療法です。
歯にかかる歯ぎしりの負担を、スプリントが受け止め、あごを守ります。
スプリントにはさまざまな種類があり、取り外し型や装着型、金具を用いるタイプなどがあります。
素材も樹脂製、金属製、ミニスプリント、 組み合わせ型などがあり、患者さまの症例にあわせて、最適な装置を検討いたします。
スプリントを装着することで、あごの筋肉の使い方が変わり、咀嚼筋の力をコントロールすることができることから、パフォーマンスの向上につながるとして愛用するスポーツ選手の方も増えています。
歯ぎしり・くいしばりとは?
歯ぎしりやくいしばりは別名「ブラキシズム(口腔内悪習慣)」と呼ばれています。
ブラキシズムは歯を削ったり、ヒビが入ったり、まわりの骨を溶かしたり、根を露出させたり、歯周病を悪化させるリスク因子でもあります。
歯ぎしりによりあごの位置が下がると顎関節症や無呼吸症候群の原因にもなります。
歯ぎしり・くいしばりによる影響
歯ぎしり・くいしばりはほとんどの人にみられる癖で自分ではなかなか気づきにくいものです。
歯ぎしり・くいしばりは気付かないことが危険で、二次障害についても懸念しなくてはいけません。二次障害には「歯がすり減る」「歯周組織の損傷」「外骨腫(歯の周りの骨が異常に突出する病気)」「顎関節症(あごを動かすと音がしたり痛んだりする病気)」など歯やあごに関係する障害や、「耳鳴りがする」「熟睡できない(睡眠障害)」「自律神経失調症」など身体に関する障害などがあげられます。特に歯ぎしりは睡眠時無呼吸症候群とも関連が深く、とても怖い病気だと言えるでしょう。
当院では、睡眠時に上下の歯が接触しないよう口の中にマウスピース(ナイトガード)を入れる「スプリント療法」などを行いながら歯ぎしり・くいしばりに対処していきます。