NSデンタルクリニック

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STAFF

院長からのご挨拶

GREETING

安心して、頼られるヒトでありたい。

歯科医院に掛かるきっかけの多くは、痛みや違和感を感じて、大きな不安を抱えながらお越しになられると思います。
私は、その不安を少しでも和らぐようにお手伝いさせて頂けたらと考えております。
沢山お伝えしたい事は有りますが、皆様お一人お一人のお口の中の環境、状況は異なりますので、個々に合った治療内容やクリーニング等を御案内し、なるべく御自身の歯で生活を営める様に皆様の立場に立って考え日々のサポートをさせて頂けたらと思っています。

略歴
平成23年
奥羽大学歯学部卒業
奥羽大学附属病院 臨床研修
平成24年
都内歯科医院勤務
平成29年
N.S. デンタルクリニック 開院

医師紹介

略歴
平成14年
東京歯科大学卒業
東京歯科大学歯科補綴学第三講座 臨床研修医
平成16年
東京歯科大学歯科補綴学第三講座 病院助手
平成18年
都内歯科医院勤務 現在に至る
平成20年
東京女子医科大学病院 歯科口腔外科 嘱託医
23年まで勤務

インタビュー

自分の考えるベストな治療を提供するために開業を決意

笹塚を開業の地に選んだ理由や、クリニックの外観・内装についてのお考えを聞かせてください。

20歳まで同じ京王線の長沼駅の近くに住んでいたので、開業するなら京王沿線のどこかにしようと、最初から頭にありました。当時は隣の中野区にいましたから、電車でなくても通いやすい場所という条件だと、笹塚ぐらいがちょうどいいなと。ですが、少し前に子どもが生まれたのもあって一家で引っ越したため、当初のプランとはずれてしまいましたね(笑)。クリニックの見た目は、妻とピンクを基調とした内装にしようと話していたところ、まさにイメージとぴったりのピンク色のユニットが見つかったんです。そこで、外の看板もカルテを保存する棚も、全部同じ色で統一しました。歯科ではあまり見かけない色使いで気に入っています。

開院は2017年と伺いましたが、当時どんなお考えで決断されたのですか?

僕は患者さんのためになることを優先して、患者さんは僕をきちんと評価してくれる、そんな関係が僕の理想です。しかし、勤務医だった頃は「この患者さんにはこうしたら良い」と思っても、クリニックの事情でそのとおりにできない時もありました。つまり僕の中で、当時患者さんの未来が的確に描けなかったのです。それなら、自分のクリニックを持って、僕から見ても患者さんにとってもベストな治療を提供したい。それが開業を意識した出発点でした。自分で決められる半面、責任が大きくなることもわかっていましたが、やっていける自信はありましたね。

康史院長と奥さまの鈴代先生との間で役割分担はありますか?

特に決めてはいません。妻のほうが歯科医師としての経験が長いですが、2人とも一通りのことが適切にできるので協力しながら柔軟に診療しています。マウスピースの調整に関しては、100%の効果を発揮させる為に、僕でないと対応出来ません。強いて言うなら、インプラント治療は僕が担当します。妻は大学で義歯を扱うことが多かったので、義歯を入れる患者さんは妻が担当することが多いですね。それから、女性の歯科医師に頼みたいという患者さんに対応できるのも当院の強みです。

歯ぎしりの影響を軽減するためのマウスピースの作製

康史院長はどんな治療が得意ですか?

一般的な歯科医院で診療していることはおおむね対応可能ですが、得意なのはスプリント療法です。歯ぎしりによって歯にかかる負荷の軽減を目的とした治療で、その人に合ったマウスピースを作製して就寝中に装着していただきます。実は、歯ぎしりは歯に約70kgもの荷重をかけているといわれているんです。大人の男性1人分以上の重さが小さな歯にかかるのですから、放っておくとさまざまな悪影響を及ぼします。例えば、歯がすり減って平らになる、エナメル質が削れて歯が黄ばむ、象牙質がむき出しになって虫歯や知覚過敏になる、歯周病のように歯槽骨の吸収が起こる、補綴物が壊れやすいといったリスクがありますね。また歯だけでなく全身の健康にも影響があるとされ、顎や首の筋肉に負荷がかかって肩凝りや頭痛、疲労などの不定愁訴を招くことも。虫歯ではないのに歯が痛む、原因不明の不調があるといった方は、歯ぎしりのせいかもしれません。

なぜマウスピースの作製に力を入れようと思ったのでしょうか。

僕自身、歯ぎしりがひどくてつらい思いをしたので、同じように悩む患者さんの力になりたいと思ったからです。まだ20歳で歯学部の学生だった当時、突然奥歯が痛み、しみるようになってしまって。そもそも歯ぎしりをしている自覚がなかったので、まず虫歯を疑ったのですが、先輩に相談してもしばらく原因がわからず悩まされましたね。家族に「寝ている時の歯ぎしりが心配」と指摘されてからはそれが原因かもしれないと考え始めて、最初はソフトタイプのマウスピースを使っていました。ですが、2週間もたたないうちに穴が開いてしまったし、異物感が強すぎて眠れず、むしろストレスになってしまったんです。勤務医として働くようになってからはハードタイプに替えるなど試行錯誤しましたが、改善が見られませんでした。何か良い方法はないかと考え、自ら歯ぎしり用のマウスピースの作製に取りかかりました。

それが現在クリニックで提供しているオリジナルのマウスピースですか?

はい。本来、上下の歯が当たるときは糸切り歯で受け止めるのが理想的ですが、それができないと奥歯に余計な力がかかり、先に挙げたような悪影響を及ぼす可能性があります。当院のマウスピースは患者さんの噛み合わせなど全体のバランスを考慮した上で、装着時に糸切り歯で受け止められるように調整をするので、奥歯に力が加わるのを防ぐことが期待できます。そもそも歯ぎしりは無意識なので、完全にやめられるものではありません。ですから合うマウスピースを継続的に装着し、負荷の軽減を図ることが大切です。そうすることで、歯のダメージによるさまざまなリスクの回避につながるでしょう。きちんとマウスピースを調整すれば違和感も少ないので、かつての僕のように寝不足に悩む人にもお勧めです。当院で作るマウスピースは自費診療で、使い続けて糸切り歯の部分が削れた場合には再調整が必要ですが、悩んでいる方には一つの選択肢になると思います。

セカンドオピニオンなど気軽に相談しやすいクリニック

改めて、クリニックのポリシーを教えてください。

僕は歯科医師から患者さんへの一方通行の治療は望んでいません。できれば患者さんにも治療に前向きになってほしいと思っています。お伝えしたいのは、歯を治療してそれでおしまいではなく、治療した後がスタートだということ。せっかく詰め物をしても、患者さん自身で管理していかないと、長持ちさせられずに壊れてしまいます。そこで、治療中は黙って進めるのではなく、例えば虫歯とはどういうもので、進行するとどうなってしまうのか、といったことを丁寧に説明し、理解してもらえるようにしています。そうすることで、患者さんが自分の歯を責任持ってコントロールしなきゃ、という気持ちになってもらえたらうれしいですね。

大切にされている「歯を残す」ことについて、お考えを聞かせてください。

大前提として、自分の歯に勝るものはないんです。インプラントも優れた治療ですが決して万能ではありません。ですから、抜歯以外に打つ手がないと思える場合でも教科書的な結論にとらわれず、歯を残せる方法を考え、歯を残すために手を尽くします。残すことで周りの歯に悪影響を及ぼす場合もあるので見極めが大事ですが、詳しく説明しないで抜歯を急ぐようなことはないとお約束します。

メッセージをお願いします。

患者さんの中には、病院やクリニックに対して過度に構えてしまい、気になっていることがあっても相談しにくいという方も少なからずいらっしゃると思います。僕は歯科医師ですが、単に歯の治療を受けに来てください、ではなく、患者さんが抱える困り事の相談にいつでも応じるという心構えでここにいます。ですから、治療のために来てくださるのも光栄ですが、セカンドオピニオンを求めての来院も大歓迎です。例えば、今こんなふうに治療が進んでいるんだけれど本当に大丈夫かなと思ったとき、僕に見せてもらえれば助言することができます。このように背中を押すぐらいの役割も、患者さんにとって小さくはない安心材料になるのではないでしょうか。治療でなくてもいいですし、何なら歯科以外の相談だって構いません。どうぞ気軽に、N.S.デンタルクリニックをご利用ください。お待ちしております。